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4.ドッグフード与え方

ドッグフードはグレインフリーじゃないとダメ?その理由とは

ドッグフードのパッケージで
最近よく目にするグレインフリー。

なんとなくイメージも良いですが、
本当の意味やメリットを知っていますか?

もしグレインフリーではない
ドッグフードを食べ続けると、

  • 体調不良や病気を起こす
  • アレルギーを起こす
  • 筋肉が少なくなり、脂肪がつきやすい

などの可能性が出てきます。

逆にグレインフリーのドッグフードは、

  • 消化に良い
  • 太りにくい
  • 毛並み、毛艶が綺麗になる
  • アレルギー対策になる

などたくさんのメリットがあります。

今回は犬の管理栄養士であり、実際に
多くのドッグフードの記事を書いている
私、小林宏幸がグレインフリーの正しい
情報を解説します。






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ドッグフードのグレインフリーって一体なに?

グレインフリーとは
「穀物を使用していないドッグフード」
ということです。

読んでそのまま“グレイン(穀物)”、
“フリー(不使用)”ということです。

ですので、日本語で「穀物不使用」
と記載している場合もあります。

海外のペット先進国で流行っている
ものが4~5年遅れて日本で流行る
という流れが続いており、

海外で流行っていたグレインフリー
が遅れて今日本で話題になっている
という流れです。

なので、
グレインフリーのドッグフードは
海外製が多いです。

ですから日本製のドッグフードより
海外製が良い!という考えは
あながち間違えではありません。

かなり曖昧な考え方ではありますが…
詳しいお話はここでは割愛します。

グレインフリーの定義とは

グレインフリーの定義は上で書いたように
「穀物を使用していない」ことですが、
「穀物」とは一体何でしょうか?

結論から言うと穀物・穀類は

「デンプンなどの炭水化物を
主体とする食材(農作物)」

のことです。
よくわかりませんよね・・。

ドッグフードに実際に入っている食材
でいうと小麦、米、とうもろこしなど
になります。

しかし、穀物はもっと広い意味で
使われることも多く、その場合は
イモ類やマメ類も含みます。

具体的にはジャガイモ、さつまいも、
大豆などです。

イモ類は炭水化物が主成分で、
大豆は植物性たんぱく質が主成分
ですが、炭水化物を一定量含みます。

グレインフリーのドッグフードの
話をすることにおいて、穀類なのか
イモ類なのかマメ類なのかという話
は重要ではなく、

食べる上で摂取する栄養素として
どうなのかということが重要なので、
炭水化物を含むか含まないかが
ポイントになります。

ですので、ここから先の話は
「穀物はイモ類もマメ類も含む」
ことを前提にお話をします。






グレインフリーとグルテンフリーとはどう違うの?

人の食品でもよく聞かれる
「グルテンフリー」というのは、
「グレインフリー」とは
全く意味が違います。

「グルテン」とは
小麦に含まれるタンパク質の一種で、

このグルテンにアレルギーを起こす
わんちゃんが多いため、
「グルテンフリー」をアピールする
ドッグフードが増えているのです。

ドッグフードのかさ増しに使われる
小麦を使わないことで、全体の穀物
の量が減っていたり、

結果としてグレインフリーになって
いたりすることもあるとは思いますが、

「グルテンフリー」でも穀物を使用
している場合が多々あるので、2つを
しっかり区別するようにしましょう。

ちなみにグルテンフリーのメリットは
小麦(≒グルテン)アレルギーを
避けられるです。






グレインフリーのドッグフードのメリットとは

続いてグレインフリーのドッグフード
のメリットを4つご紹介します。

①消化に良い

肉食動物の体をしている犬は
穀物(≒炭水化物)の消化が
得意ではありません。

グレインフリーということは必然的
肉や魚などのタンパク質メインの
食材が多くなるので、犬の消化吸収
が良くなります。

②太りにくい

体のエネルギー源として、
わんちゃんがあまり活用できない
穀物が多いと、

穀物の主な栄養素である炭水化物
(≒糖質)が体内で余ってしまい、
体脂肪に変わり、太ります。

イモ類やマメ類も極力使用していない
グレインフリーは低炭水化物のことが
多いので、わんちゃんが太りにくく、
適切な体作りに役立ちます。






毛並み・毛艶が良くなる

②と同様に、
肉や魚の動物性のタンパク質や
動物性の脂肪がドッグフードに
含まれていると、

わんちゃんの毛並みまで栄養素が
行き届き、
毛艶・毛並みが良くなります。

「毛がかたい」「ガサガサしている」
「脂ぎっている」などの症状のある
わんちゃんには、

グレインフリーのドッグフードを
試してみると良いかもしれません。

人と同じで
健康状態は肌や毛に表れます!

アレルギー対策になる

グレインフリーが消化に良い
ということは、

消化不良によりアレルギーを
起こす可能性が低くなります。

最近よく聞く犬の穀物アレルギー
などは、穀物が大量に使われ、
炭水化物が多いドッグフードを
食べさせていることが主な原因です。






グレインフリーにはデメリットもある?

「グレインフリー」のドッグフード
に越したことはありませんので、
犬の健康上デメリットはありません。

わんちゃんが消化の得意ではない穀物は
なるべく入っていない方がいいことは
わかると思います。

強いてデメリットを挙げるとするならば、
穀物は基本的に安い原材料なので、

肉や魚が多いグレインフリーの
ドッグフードは高めの価格になっている
ということです。

ちなみに犬も生き物なので
個体差があります。

穀物を取り入れた方が良い場合も
ありますが、

まずはグレインフリーを試してから、
ダメなら穀物入りのドッグフードに
する方が科学的で効率的です。

ドッグフードはグレインフリーじゃないとダメなの?

基本的には「グレインフリー」の
ドッグフードをおすすめします。

グレインフリーではなくても
炭水化物の量が全体の30%以内
であれば問題ないと思います。

(ドライフードの場合、
炭水化物量30%以内はグレインフリー
じゃないとほぼありません)

炭水化物量の出し方は
ドッグフードのパッケージに記載
されている成分値(~%)を見て、

100%からたんぱく質、脂肪、水分、
灰分を引けば大体の量が出てきます。

多くのドッグフードは
40%~55%くらいになります。

多くは必要のない炭水化物が
半分も入っているドッグフードが
良いわけがありません。






グレインが入ったドッグフードが良くない理由とは

肉食動物の体をしている犬が
穀物(=グレイン)の消化を
得意としていないからです。

さらには穀物を入れることにより
犬に必要な肉や魚に含まれる栄養素
である動物性のタンパク質や脂肪が
減ってしまうのが大きな問題です。

タンパク質や脂肪は体を作ったり、
体を動かすエネルギーとして
わんちゃんがメインに使う栄養素です。

穀物を入れることにより、十分な
タンパク質と脂肪を入れる余地を
なくしてしまうのです。

子犬(パピー)や老犬(シニア)に与えても大丈夫?

全く問題ありません。

むしろ成長の大事な時期である子犬や
体調を壊しやすい老犬の時期の方が、
グレインフリーのドッグフードを
食べさせるべきでしょう。

成犬のような元気なうちは割と何でも
食べますし、何を食べても元気な子も
多いです。

体の骨格などが決まってしまう時期の
子犬のときは食べ物は本当に大事ですし
老犬にも消化に良いドッグフードを
選ぶべきです。






安全なグレインフリードッグフードの選び方!5つのポイント

一言にグレインフリーと言っても、
中身はさまざまです。

グレインフリーのドッグフード
の中でも良いものと悪いものを
見分ける方法を5つのポイント
に絞り、解説します。

1.良質な動物性たんぱく質を使用している

主原料として肉や魚を使用している
ことが重要です。

肉や魚に含まれる動物性タンパク質
は犬にとって最重要な栄養素となり
ますので、

原材料の1~2番目には肉や魚が
きているドッグフードを選びましょう。

また、
メインの原材料が肉や魚だったとしても

「~肉」などではなく
「~パウダー」「~ミール」などの表現
がある場合は、鮮度の良くない原材料の
可能性がありますので、注意です。

2.低炭水化物であること

マメ類やイモ類を穀物とみなさない
場合もあるので、

それらの食材を含んでいても
グレインフリーと記載がある場合も
あります。

マメ類やイモ類は炭水化物を含む食材
なので、これらの食材が多いと
炭水化物量が高くなってしまいます。

グレインフリーのメリットは
炭水化物の量が少ないということ
なので、全く意味がないわけです。

グレインフリーの記載があっても
じゃがいも、さつまいも、栗、大豆、
などの食材が原材料の1~5番目に
あったら気をつけましょう。






3.無添加であること

無添加であることはグレインフリー
であるかどうかに関わらず重要です。

犬に禁止されている添加物は
10種類程度しかないので、
使用されている添加物は
ほぼ危険と思って良いでしょう。

天然の添加物は良いというような話
もありますが、毒物も自然の植物
などから作り出されます。

天然だから良くて人工だから悪い
ということはないのです。

4.人間が食べられる基準・ヒューマングレードである

「ヒューマングレード」や
「人の食品レベル~」
「人の食品工場~」などの表現は、

ドッグフードを選ぶ上で絶対条件
と言っても良いでしょう。

この記載があるからと言って良い
ドッグフードというわけではない
ですが、

メーカーや販売者側に
「ドッグフードに使っている原材料
は悪いもの」という認識があり、

「うちのフードはそんなことありません」
とPRしているということなので、
少なくとも良いドッグフードを作ろう
とは意識している表記とみなせます。

5.国産であること

国産には2つの意味合いがあるので
注意が必要です。

  • 日本国内で「国産作られている」ということ
  • 日本国内の「原材料を使っている」ということ

作っているのが日本なのか、
使っている原材料が日本なのか
ということです。

品質管理上、日本で製造されている
ことに越したことはありませんが、

日本国内の原材料に関しては
必ずしも良いとは限りません。

日本国内でも「〇〇県産」や生産者
の顔が見えているなど、詳しい説明
があるものを選びたいですね。

ちなみにスーパーなどでよく見かける
「国産」と「国内産」
の違いを知っていますか?

簡単に言うと最初から最後まで
日本で作られたのが「国内産」で、

外国から持ってきて一定期間だけ
日本で育てたものは「国産」と
表記が可能です。

私はよく中国のウナギを東京湾で
少し泳がせて「国産うなぎ!」
なんてありえるよね、
みたいな笑い話をします(笑)

でも極端に言うとそういうことです。






グレインフリーでも安いドッグフードはダメ?安全な価格の目安とは

グレインフリーのドッグフードでも
1kgあたり2000円以上のもの
を選びたいところですね。

グレインフリーにすると必然的に
1kg2000円には近づくのですが、

最近は1000円台のものも
出てきています。

グレインフリーは肉や魚を多く
入れなければならないので、

1kg1000円台のグレインフリー
ドッグフードには必ず、
「~ミール」「~パウダー」「乾燥~」
「ドライ~」などの表現があります。

ホームセンターなどのグレインフリードッグフードが安い理由は?

グレインフリーでも安く売っている
(1kg1000円台)ドッグフード
というのは、

上でも書いたように鮮度の良くない
加工された乾燥肉や肉のパウダー・
ミールなどの使用が考えられます。

また、大量のマメ類やイモ類を
使用している可能性もあるので、
安いグレインフリードッグフードは
消化にも良くないですし、

アレルギーをより起こす可能性が
高まるので要注意です。






コスパの良さと安全性は両立できないの?

結論から言うと
安くて良いドッグフードなんて
存在しません。

高ければ良いというわけでは
ありませんが、安ければ粗悪な
ドッグフードなのは間違いありません。

そもそも現状で売られている
ドッグフードの価格で多いのが
1kgあたり1000~2000円
くらいかと思いますが、

その価格でドッグフードを作ること自体、
私の食品会社での原価計算の経験から
して、相当安い原材料を使わなければ
無理です。

よくドッグフードを販売している会社
を調べてみると、別の事業もやっている
場合があります。

その別の事業で出た廃棄物や余りもの
をドッグフードに混ぜて安い価格で
提供するというのは、
当たり前のように行われています。

余りものが良い原材料であれば
良いのですが、多くの場合は
人が食べない部分などです。

もう1度言っときますが
安くて良いドッグフードなんて
絶対にありません。

安いのであれば質はどこかで
妥協しなければいけませんので、
ご注意ください。






まとめ

さて今日のお話のまとめです。

グレインフリードッグフードのまとめ

  • グレインフリーとは「穀物を使用していない」こと
  • グルテンフリーは「小麦に含まれるグルテンを使用していない」こと
  • グレインフリーのメリットは
    (1)消化に良い
    (2)太りにくい
    (3)毛並み・毛艶が整う
    (4)アレルギー対策になる
  • 穀物は消化に良くない
  • グレインフリーに越したことはない
  • グレインフリードッグフード選びは原材料の肉や魚の鮮度を見るのが最重要
  • グレインフリードッグフードでも1kg2000円以上のものを選ぶ
  • ドッグフードは「安かろう悪かろう」

グレインフリーのドッグフードは
おすすめですが、

安いグレインフリードッグフードを
買って、病院代は月に何万もかかる…
なんてことのないようにしたいですね。

良いドッグフードは高いという現実
を受け止め、グレインフリーという
言葉に惑わされず、
良いドッグフードを選びましょう。






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小林宏幸
小林宏幸
犬の管理栄養士

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